KAORI NAKANO × Syuhari
守る、破る、離れる。Syuhari(守破離・シュハリ) の名は、受け継いだ型を破り、どこにも似ない一着へと至る、ものづくりの道筋を表しています。 このシリーズは、着物の重ね襟という日本の伝統の型を、西洋のブラウスへ翻訳する試みから生まれました。首元を上品に縁取る重ね襟の発想を、ジャケットの下で継ぎ目の見えない構造へと作り替えています。守り、破り、離れた先にある、流行とは無縁の一着です。 幾度の対話と試作を重ね、流行を追わず時を超えてご着用いただける一着をテーラーメイドの技術でお仕立てしております。歴史の息吹とクラフツマンシップが交差する、日常のための一着をお届けします。
企画・開発者プロフィール
KAORI NAKANO 中野香織 服飾史家、株式会社Kaori Nakano代表。英国文化、ファッション史、ラグジュアリー研究を専門とする。東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。英国ケンブリッジ大学客員研究員、明治大学特任教授などを歴任。著書に『エレガンス入門』『「イノベーター」で読むアパレル全史』ほか。長年のスーツ研究と実着経験から、ジャケットの襟元を端正に整え、一枚でも成立する仕事着としてKASANE BLOUSEを企画。日本の「重ね」の美意識と現代女性の機能性を結び、襟構造、色展開、デザインコンセプトを構想した。
スーツを着る女性のために、襟元から装いを整えるブラウスを
服飾史家として装いの文化を研究し、自らも長年スーツを着続けてきた中野香織が、「ジャケットの下に着る、本当に美しいブラウス」を求めて企画。着想源は、日本の装いに受け継がれてきた、襟を重ねる美意識です。 三層に重なる襟が、アクセサリーに頼らず顔まわりに端正な華やぎをつくります。ジャケットを重ねたときには襟元が美しく収まり、一枚で着れば、軽やかなブラウスジャケットとして装いが完成。デザインコンセプトと仕様を中野香織が構想、パターンと仕立てをテーラーSyuhariが担当。既製のブラウスとは異なる立体的な構造と、テーラーならではの端正な仕立てによって、一着ずつ受注生産しています。
KASANE BLOUSE の特徴
1.襟を重ねる、日本の美意識 三層に設計した襟が、顔まわりに奥行きと明るさをもたらします。ネックレスやスカーフを加えなくても、装いに必要な華やぎが生まれます。 2.ジャケットの下で美しく収まる設計 スーツやジャケットを重ねた際、襟や前身頃が不自然にはみ出さないよう、襟の角度と重なりを調整。正面から見たときの端正さを重視しています。 3.一枚でも装いが完成 インナーとしてだけでなく、ブラウスと軽いジャケット、双方の役割を備えています。 4.テーラーによる受注仕立て ご注文後Syuhari の職人が一着ずつ仕立てます。大量生産では得られない構築的なフォルムと丁寧な仕上がりをお確かめください。
Syuhari
愛知県豊橋市にアトリエを構えるフルオーダーメイド専門テーラーSyuhari(シュハリ)。 伝統的なテーラリングの技術を基礎に、スーツ、ジャケット、コート、シャツ、ドレスなどを、一人ひとりの身体と用途に合わせて仕立てています。熟練の職人が手作業で仕立てる一着は、創業以来、経営者、ビジネスマン、代議士、スポーツ選手、オーケストラ奏者等、数多くのプロフェッショナルに愛されています。 KASANE BLOUSE では、中野香織によるデザインコンセプトをもとに、パターン制作、縫製、仕上げを担当。ジャケットの下に着た際の襟の見え方や、ブラウス一枚で着た際の立体感を、テーラーの視点から調整しています。